田舎豚の愛聴遍歴~No Music No Life
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残念過ぎる仕様変更 & Ultravox
え~今回更新分からチョッとばかり(PC版の)画面上に変更があります。
実はブログ画面右側に表示されていた “タグ” なのですが、前々回の記事の時点で最大表示数の上限である “100” に達してしまいました。
一応新しいタグの追加は可能なのですが、それをすると設定済みの既存のタグが引き換えに表示されなくなっちゃう始末 (T_T)
そこで、今までアーティスト名で設定していたタグを、汎用性のあるアルファベットや五十音別の分類に変更して記事探しを楽にしようと思ったのですが・・・
過去記事がいじれない… (涙)
厳密にはいじる事は可能なのですが、過去記事に手を加えようと再編集をかけると、“1記事内に埋め込み可能なYouTube動画は1つのみ” というエキサイトブログの縛りがここで発動しましてエラーの表示が出てしまうのです。これを回避するためには、複数貼り付け済みのYouTube画面を1つまで減らさないと保存できないという羽目に…(-_-;)
ブロックや削除で視聴不能になったのならともかく、今も再生可能なYouTube画面を削るのはさすがに勿体無いので、結局アーティスト名のタグは使わない(非表示)事にしました。
今後お目当ての記事を探すときは、ブログ内の検索機能や月別の記事リストなどを活用して下さるようお願い致します <(_ _)>
ようやく本題になります。
Ultravox『Vienna』(1980)
所有音源は、EU盤再発CD (EMI 525 5230)
※オリジナル発売元:Chrysalis
【Ultravox】(1979~)
・ミッジ・ユーロ (vo, g)
・クリス・クロス (b, cho)
・ウォーレン・カン (ds)
・ビリー・カーリー (p, syn, va, v)
インターネットという便利なものが無かった頃、洋楽ネタの仕入れ元(笑)と言えば主にラジオが主体でTVの方は「洋楽番組」がほとんど無かった事もあり役に立っておりませんでした。キー局ローカルの深夜番組ではあったのですが、地方ではあまり放送してくれず、「ベストヒットUSA」さえも私の地元で視聴できるようになったのは1983年からなのでした。
その一方で “番組” ではなく “CM” に目を向けると、結構洋楽曲が使われてましたね~。今じゃ考えられないかもしれませんが、曲だけでなくアーティストご自身も出演されていたりして洋楽好きには堪らない時代でございました。
今回登場のウルトラヴォックスも日本での知名度を上げたのは、楽曲がTVCMで使われたのが要因と言えるでしょう。
一般的には “ニュー・ロマンティックス” の一派に括られがちですが、他のニューロマ勢と比べるとメンバーの平均年齢が高めで、ルックス面もそんなに若々しくなく(失礼)、音楽性はダークで硬派なテイストが漂っておりますので、単純にニューロマ枠では括れないような一面も持ってます。
初期の頃からウルトラヴォックスを知っている人は御承知でしょうが、このバンドは途中でフロントマンが交代しており、ミッジ・ユーロは初代にあたるジョン・フォックスの後釜として本作から加入した2代目なのです。
この図式は “ジェネシス” の場合と結構似ており、音楽的には評価が高かったのにマニアック過ぎてセールス的にはイマイチだったジョン・フォックス時代に対し、わかりやすいPOPさを導入しヒットを連発したミッジ・ユーロ時代は、確かにジェネシスみたいです。
それでも初期の持ち味であるジャーマン風テクノサウンドはある程度残っていて、聴いてみると分かりますが結構辛気臭いです (^^;)
【曲目】※オリジナル初版
① Astradyne
② New Europeans
③ Private Lives
④ Passing Strangers
⑤ Sleepwalk
⑥ Mr. X
⑦ Western Promise
⑧ Vienna
⑨ All Stood Still
プロデュース:ウルトラヴォックス、コニー・プランク
『ヴィエナ』の楽曲を最初に耳にしたのも、やはりTVCMからでした。
ちょっと面白いのは、CMで使われた「New Europeans」は本国ではシングル発売されていない、いわゆる “ヒット曲” ではないという点です。
因みに日本ではタイアップとしてのシングル盤が独自リリースされており、CM効果もあってアルバム中一番の有名曲になっております。
そのCMとは、もちろんサントリーの『角瓶』ですね~♪
この頃のサントリーはCMに多くの洋楽曲を使用していて、YouTubeでも人気の “懐かし映像” として高い再生回数を刻んでおります。
その中でも「New Europeans」はイントロのエッジの効いたギター・カッティングがインパクト絶大でかなりの方が憶えていたみたいです。
有り難いことにCM映像(しかも60秒ヴァージョン!)もありましたので、原曲と一緒にリンクを貼っておきます (^o^)
「New Europeans」
※サントリー「角瓶」CM
「New Europeans」は日本で大ウケし、アン・ルイスが発表した「ラ・セゾン」は歌い出しの部分が本曲にやけに似ているという位、影響力の高さがうかがえます (^^ゞ
「Private Lives」
イントロのピアノが何か “和” のテイストを感じちゃいますが、その後はBOOWYみたいなロック・サウンドが飛び出してきて意表を突かれます。
そういえば氷室京介は確かウルトラヴォックスがお好みだったというのを何処かで読んだような…
てことはBOOWYサウンドのルーツはウルトラヴォックスって訳⁇
「Passing Strangers」
メロディーラインが妙に分かりやすくて、まるで英国の演歌(笑)みたいなコテコテのポップナンバーになっております。
実は歌詞の方もヨーロッパの栄枯盛衰をテーマにしたような、これまた演歌的な世界でして、確かに “ニューロマ” とは趣が異なります。
「Vienna」
本国であるイギリスではコチラの曲の方が有名で、全英2位を記録しております。
哀愁たっぷりのヴォーカルをシンセベース+リズムマシン+ピアノ&シンセというシンプルなバック・トラックで引き立てており、終盤でテンポアップした後エンディング部分で元のテンポに戻る演出が非常に冴えてます。
ウルトラヴォックスはその後2008年に再結成し、およそ10年ほど活動しましたが、ヴォーカル担当はミッジ・ユーロのみでオリジナルメンバーのジョン・フォックスは仲間外れ・・・
皆さん、たまにはジョンの事も思い出してやって下さい ( ;∀;)
(1/27) 記事のリンク部分を修正致しました <(_ _)>
by echigo-buta
| 2021-01-16 23:44
| 海外
|
Comments(8)
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240_8 at 2021-01-17 07:11
おはようございます。
エキブロ、YouTubeを2つ以上貼っていたらもう編集出来ないんですよね。コレって結構、残念…。エキブロってデザインは気に入っているブログだけに残念ですよね。
ウルトラボックス、「Vienna」くらいしか知らないと思ったら、「Vienna」も知らなかった…(苦笑)。CMに使われたという「New Europeans」も全く記憶ないですね。
ニューロマンティック系ってどうも苦手ですが、80年代前半は、日本の洋楽シーンもニューロマンティック系一色でしたね。
エキブロ、YouTubeを2つ以上貼っていたらもう編集出来ないんですよね。コレって結構、残念…。エキブロってデザインは気に入っているブログだけに残念ですよね。
ウルトラボックス、「Vienna」くらいしか知らないと思ったら、「Vienna」も知らなかった…(苦笑)。CMに使われたという「New Europeans」も全く記憶ないですね。
ニューロマンティック系ってどうも苦手ですが、80年代前半は、日本の洋楽シーンもニューロマンティック系一色でしたね。
ニューロマンティック系は苦手でしたが、ウルトラヴォックスは好きでした。もちろん、ミッジ・ユーロ時代です。ジョン・フォックス時代の作品も一通り聴きましたが、ミッジの曲の方が、やっぱりとっつきやすいです。
「New Europeans」は格好よくて大好きな曲ですが、CMは観た記憶ないですねー。
「New Europeans」は格好よくて大好きな曲ですが、CMは観た記憶ないですねー。
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echigo-buta at 2021-01-18 23:58
> 240_8さん
コメントありがとうございます。「Vienna」や「New Europeans」あたりはFMでよくやってた“全米トップ○○”的番組ではそんなに流れてなかったかもしれないので、TVで観てない方はチェックもれしてたのかもしれませんね。
CMの方も、商品が“お酒”ですからOAも結構遅い時間帯だったように憶えてます。
他社のブログでは今も普通に複数画面の埋め込みが出来ているようなので、今回の仕様変更は“改善”とは言えませんね~(・_・;)
たぶんYouTube側から何か条件を突き付けられた結果でこうなったのかも⁇
コメントありがとうございます。「Vienna」や「New Europeans」あたりはFMでよくやってた“全米トップ○○”的番組ではそんなに流れてなかったかもしれないので、TVで観てない方はチェックもれしてたのかもしれませんね。
CMの方も、商品が“お酒”ですからOAも結構遅い時間帯だったように憶えてます。
他社のブログでは今も普通に複数画面の埋め込みが出来ているようなので、今回の仕様変更は“改善”とは言えませんね~(・_・;)
たぶんYouTube側から何か条件を突き付けられた結果でこうなったのかも⁇
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echigo-buta at 2021-01-19 00:08
> 実験鼠さん
コメントありがとうございます。ニューロマンティックスって少々軟派っぽいイメージが付きまといがちなのですが、ウルトラヴォックスは結構硬派な感じで良かったですよね~。
私もどっちかというとミッジ・ユーロ期の方が好みです。
サントリーのCMはどちらかというと、大人向けのドラマ枠で流れる事が多かったと思いますので、当時中学生くらいの年代の人は見落としてた可能性はあったかもしれません。
コメントありがとうございます。ニューロマンティックスって少々軟派っぽいイメージが付きまといがちなのですが、ウルトラヴォックスは結構硬派な感じで良かったですよね~。
私もどっちかというとミッジ・ユーロ期の方が好みです。
サントリーのCMはどちらかというと、大人向けのドラマ枠で流れる事が多かったと思いますので、当時中学生くらいの年代の人は見落としてた可能性はあったかもしれません。
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監督
at 2021-01-19 11:03
x
すみませんが全然知りませんでした。
ってか、ニューロマがあまり得意ではないもので…。
いやしかし、三宅一生がカッコいい!
おまけにコピー、「男の人生は半分が女のため・・・」これもカッコいい!(今だと、もしかして差別とか言い出すアホいる?)
えぇ、この楽曲はCMを見て思い出した程度でございます。m(_ _)m
ってか、ニューロマがあまり得意ではないもので…。
いやしかし、三宅一生がカッコいい!
おまけにコピー、「男の人生は半分が女のため・・・」これもカッコいい!(今だと、もしかして差別とか言い出すアホいる?)
えぇ、この楽曲はCMを見て思い出した程度でございます。m(_ _)m
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echigo-buta at 2021-01-20 23:36
> 監督さん
コメントありがとうございます。まぁニューロマって日本でいうところの “ヴィジュアル系” の原型みたいな一面もあったりしますので、苦手なのは全然変じゃありません。
そういう私もまともに聴いたのは一部だけですし (^_^;)
>三宅一生がカッコいい!
ていうか、CM全体がカッコ良いですよね~。
いまのCMって、コントというか笑いを取りに行ってる内容ばかりなので、当時のCMをあらためて見ると“PV”っぽくて洒落てますね~ (^^)/
コメントありがとうございます。まぁニューロマって日本でいうところの “ヴィジュアル系” の原型みたいな一面もあったりしますので、苦手なのは全然変じゃありません。
そういう私もまともに聴いたのは一部だけですし (^_^;)
>三宅一生がカッコいい!
ていうか、CM全体がカッコ良いですよね~。
いまのCMって、コントというか笑いを取りに行ってる内容ばかりなので、当時のCMをあらためて見ると“PV”っぽくて洒落てますね~ (^^)/
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blackmore1207
at 2021-01-26 16:27
x
こんばんは!
ジョンフォックス時代はポストバンクぽく、ミッジユーロ時代はNew Waveでしたね。
アルバムは81年のrage in edenまで聴いていました。
特にシーケンサーと生ドラムを合わせた音は高橋幸宏氏が影響を受けたようで、YMOのアルバムBGMの音作りはこの辺かららしいです(笑)
このアルバムも今聴いても全く古くないし良曲が揃っていますが、やはりジョンフォックス時代のSystems of Romanceがベストアルバムです。Joy Divisionとは良く聴き比べました。
ジョンフォックス時代はポストバンクぽく、ミッジユーロ時代はNew Waveでしたね。
アルバムは81年のrage in edenまで聴いていました。
特にシーケンサーと生ドラムを合わせた音は高橋幸宏氏が影響を受けたようで、YMOのアルバムBGMの音作りはこの辺かららしいです(笑)
このアルバムも今聴いても全く古くないし良曲が揃っていますが、やはりジョンフォックス時代のSystems of Romanceがベストアルバムです。Joy Divisionとは良く聴き比べました。
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by
echigo-buta at 2021-01-27 00:01
> blackmore1207さん
コメントありがとうございます。後期YMOとウルトラヴォックスとの近似性はよく言われてましたよね~。
いかにもユキヒロ氏が好みそうな音でしたし。
彼らのアルバムでは、本作を軸にその前後あたりの作品が充実していると思います。
『システム・オブ・ロマンス』も初期と比べると、だいぶ本作に近い作風なってるような気がします (^o^)丿
コメントありがとうございます。後期YMOとウルトラヴォックスとの近似性はよく言われてましたよね~。
いかにもユキヒロ氏が好みそうな音でしたし。
彼らのアルバムでは、本作を軸にその前後あたりの作品が充実していると思います。
『システム・オブ・ロマンス』も初期と比べると、だいぶ本作に近い作風なってるような気がします (^o^)丿
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